水虫とは
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビが感染して起こります。
一般的に水虫は足にできる場合が9割と言われています。
白癬菌(カビ)が増えるのは足だけとは限りません。
手、股、頭、爪、その他の部分に増える可能性があります。
必ずしもかゆみがあるとは限りません。
治療の流れ
①検査
皮膚や爪の一部をとり、顕微鏡で見て白癬菌がいるかどうか検査します。
水虫だと自分で思っていても検査してみると違うこともあります。
またその逆で、ただのの乾燥や、かかとのガサガサ、湿疹だと思っていたら水虫だったということもあります。
自己判断で水虫の薬を塗ってしまうと、正確な診断ができなくなりますので治療していない状態で受診されることをお勧めいたします。
②治療
水虫は外用薬のみで治る場合もありますが、
爪の水虫や毛の生えた部分(頭など)の水虫は内服薬を使わなければ治らないことが多いです。
内服が必要な場合、6ヵ月以上内服薬を飲みつづけることが必要な場合もあります。
また、外用薬の使い方にもコツがあり、根気が必要です。自己流ではなかなか治らないことが多いので、必ず皮膚科にかかりましょう。
気をつけること
プール、温泉などの施設を利用した後は帰宅したらもう一度しっかり洗うことです。
入浴の際は患部をしっかり丁寧に洗いましょう。
足白癬の場合、足はなるべく蒸れないようにすることが大事です。
バスマットなどは家族と共有しない。もしご家族に水虫の方がいるなら、ご家族も治療に取り組むほうがよいでしょう。受診をお勧めいたします。