プラセンタは、哺乳類の胎盤から取り出された成分です。更年期障害の症状緩和だけでなく、様々な健康問題に対して効果が期待できます。近年、美容や健康維持のために多くの方が利用していますが、効果はそれだけではありません。

たとえば、慢性的な疲労感の軽減、肌のハリやツヤの向上、免疫力の強化などです。また、関節痛やアレルギー症状の緩和、さらには肝機能の改善にも効果があるとされています。この記事では、プラセンタ注射の効果について詳しく解説します。

■プラセンタの作用 

プラセンタは胎盤から抽出されたもので、胎児を育むために必要な栄養素がたっぷり詰まっています。その中にはアミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、核酸などが含まれています。これらの成分が細胞の生成や代謝、免疫の強化に役立ちます。

• 体のエネルギー消費が増える

• 体のストレスを整える

• 肝臓が元気になって体の毒素を排出する

• 病気にかかりにくくなる

• 炎症を抑えて回復を助ける

• ホルモンバランスを整える

• 老化や病気の原因を減らす

• 血液の流れを良くして新しい血液を作る

• 細胞の生まれ変わりを助ける

また、プラセンタには成長因子というタンパク質も含まれています。これが、細胞の再生を促進して肌の若々しさや体の健康をサポートし、細胞の増殖や分化、臓器の再生を助けるのです。

体のエネルギー消費が増える（基礎代謝向上作用）

基礎代謝向上作用とは、体が基本的な活動をするために必要なエネルギー消費が増えることです。これにより、エネルギーの使い方が効率的になり、太りにくくなります。

体のストレスを整える（自律神経調整作用）

自律神経調整作用とは、心身のバランスを保つための神経の働きを整えることです。自律神経が安定することで、ストレスの軽減やリラックス効果があります。

肝臓が元気になって体の毒素を排出する（強肝、解毒作用）

強肝、解毒作用とは、肝臓の働きを強化し、体内の有害物質を効率的に分解・排出することです。肝臓の機能が高まることで、全身の健康が向上します。

病気にかかりにくくなる（免疫賦活作用）

免疫賦活作用とは、免疫力を高め、体を病気から守る力を強化することです。これにより、風邪を引きにくくなったり、感染症にかかりにくくなります。

炎症を抑えて回復を助ける（抗炎症作用）

抗炎症作用とは、体内の炎症を抑え、組織の修復を促進することです。怪我や病気からの回復が早くなります。

ホルモンバランスを整える（内分泌調整作用）

内分泌調整作用とは、ホルモンバランスを整えることです。整うことで、体全体の機能がスムーズに働きます。

老化や病気の原因を減らす（活性酸素除去作用）

活性酸素除去作用とは、体を酸化ストレスから守ることです。酸化が進むと老化や病気の原因になるため、防ぐことで健康を維持します。

血液の流れを良くして新しい血液を作る（血行促進、造血作用）

血行促進、造血作用とは、血流を良くし、新しい血液を作ることです。全身の細胞に酸素や栄養が届きやすくなり、体の調子が良くなります。

細胞の生まれ変わりを助ける（細胞分裂増殖作用）

細胞分裂増殖作用とは、細胞が新しく生まれ変わるのを助けることです。これにより、傷の治りが早くなったり、肌の状態が改善されたりします。

■プラセンタの効果が期待できる疾患 

内科	肝炎・頭痛・貧血・十二指腸潰瘍・喘息・貧血・高血圧・食欲不振など
整形外科	リウマチ・肩こり・五十肩・腰痛・ひざ痛・関節痛など
皮膚科	肌荒れ・湿疹・しみ・乾燥肌・脱毛症・アトピー性皮膚炎・水虫など
歯科	歯槽膿漏・口内炎・舌炎・歯肉炎・インプラン卜手術後の治癒促進など
泌尿器科	前立腺肥大・夜尿症・膀胱炎・性欲低下など
眼科	花粉症・眼精疲労・視力低下・アレルギー性結膜炎など
耳鼻科	耳鳴り・めまい・アレルギー性鼻炎・嗅覚障害・メニエール病など
婦人科	更年期障害・生理痛・生理不順・不妊症・冷え性など
神経科	自律神経失調症・うつ病・不眠症など

■まとめ

プラセンタは、老化のスピードを遅くする効果があるため、美容やアンチエイジングの分野でも注目されています。たとえば、お肌を白くする、美白効果や、肌のたるみを引き締めて小じわを減らすなどの効果があるとされます。

プラセンタの効果はそれだけではありません。自己免疫疾患やアレルギー性疾患、婦人科の問題（更年期障害や生理不順など）にも使われることがあります。

また、肝臓の病気やアトピー性皮膚炎の治療や神経痛、リウマチなど、体の痛みを和らげる効果もあると言われています。プラセンタ治療に興味がある方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。