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AGA(男性型脱毛症)の初期症状とは?|早期発見が大切な理由


AGA(男性型脱毛症)は、多くの男性が直面する悩みの一つです。進行性のため、早期発見と早めの治療が、髪の健康を守るための鍵となります。


AGAの初期症状、なぜ早期発見が大切なのかを詳しく解説します。髪の健康を守るために、ぜひ参考にしてください。


■AGA(男性型脱毛症)の初期症状 


AGA(男性型脱毛症)は、進行が比較的緩やかであるために見過ごされがちです。AGAでは、髪の成長サイクルが乱れ、短縮されることで、髪の毛が十分に成長しないうちに抜け落ちてしまいます。そのため、定期的に自分の抜け毛や髪の状態をチェックしましょう。


◎抜け毛が増える

髪の毛は健康な人でも1日に約100本は自然に抜けるのが通常です。


秋になると、抜け毛が200本程度に増えることがありますが、これは夏の紫外線ダメージの影響が蓄積された結果であり、過度に心配する必要はありません。しかし、秋以外の季節に1日に200本以上の髪が抜ける場合は注意しましょう。


髪の毛は洗髪時以外にも抜けるため、1日に抜ける本数を正確に把握するのは難しいかもしれません。そのため、入浴時に100本以上抜けているかどうかをチェックするのがおすすめです。


洗髪前に排水溝のゴミ受けを確認してから洗髪すると、抜け毛の本数をある程度確認できます。明らかに抜け毛が多い場合は、病院を受診するのがおすすめです。


◎髪の毛が細くなった

髪の毛に細くて弱々しい「軟毛」が増えていないかを確認しましょう。額の生え際などで細い毛が増えている場合、AGAの兆候かもしれません。


髪の毛の成長サイクルは通常2年から6年ですが、AGAになると数ヶ月に短縮されてしまい、抜け毛が増えたり軟毛が多くなります。


◎生え際や頭頂部の髪が薄くなった

AGAの初期症状は生え際から始まりますが、この段階での変化は周囲には気づかれにくいかもしれません。進行すると、生え際がM字型に後退し、おでこが広くなったり、頭頂部のみがO型に薄くなったりして、地肌が目立つようになることがあります。


■早期発見が大切な理由 


AGAは放置しておくと薄毛が進行し、治療が難しくなるため、できるだけ早く対処することが大切です。


早期発見が大切な理由①放置すると進行する

AGAは進行性の脱毛症で、治療をしない限り薄毛がどんどん進行します。遺伝的な要素が影響しており、抜け毛が増えたと気づいた時には、かなり進行していることが多いです。


AGAでは、髪の毛が十分に成長せずに抜けてしまいます。そのままにしておくと、毛包が抜け落ち、髪の毛が生えなくなってしまうかもしれません。


早期発見が大切な理由②ヘアサイクルは有限

髪の成長サイクルは、一生で決まった回数しかありません。AGAの原因となる男性ホルモンの影響で、前頭部や頭頂部のヘアサイクルが短縮されることがあります。このヘアサイクルが短縮されると、髪の毛が十分に成長する前に抜けてしまい、薄毛が進行します。


AGAの治療は、このヘアサイクルの短縮を食い止めることが目的です。早期に治療を始めることで、残っているヘアサイクルの回数が多くなり、髪の毛の成長を促せます。


また、薄毛が進行している場合でも、発毛作用のある内服薬などを用いて治療を行えます。しかし、ヘアサイクルが完全に終わってしまっている場合は、現在の医療では発毛させることが難しいです。


■まとめ


AGAは、主に生え際から薄毛が始まります。抜け毛が増えたり、髪の毛が細く弱くなったりするのも初期症状です。治療は早めに始めると効果が高く、進行を抑えられることが多いです。


症状が進行したり、加齢の影響を受けたりすると、治療の効果が薄くなり満足のいく結果が得られないことがあります。そのため、進行する前に治療を始めるのが理想的です。


薄毛が気になりはじめたら放置せず、まずはご相談ください。


渡辺クリニック
医師
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