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プラセンタ注射に後悔しないために知っておきたい5つのこと


「プラセンタ注射」は、美容と健康の両面で効果が期待される施術です。美肌効果や疲労回復、ホルモンバランスの調整など、多くのメリットが期待できますが、後悔しないためには施術を受ける前に、知っておくべきことがあります。


この記事では、プラセンタ注射で後悔しないために知っておきたいことについて解説します。プラセンタ注射を始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。


■プラセンタ注射で知っておきたいこと①献血ができなくなる


プラセンタ注射を受けたことがある方は、その後献血をすることができません。


これは、日本赤十字社が2006年に定めたルールによるものです。一度でもプラセンタ注射を受けると、その制限は解除されることはありません。


献血ができなくなる理由は、プラセンタ注射の成分がヒトの胎盤から抽出されているためです。現時点で安全性に問題があると確認されているわけではありませんが、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病や未知の感染症に対する完全な安全性が証明されていないため、リスクを排除する目的で献血が禁止されています。


なお、自身が輸血を受けることは可能です。また、家族間での輸血も問題なく行えます。


■プラセンタ注射で知っておきたいこと②効果は永続しない


プラセンタ注射は、美容や健康に様々な効果が期待できますが、その効果は半永久的に続くものではありません。施術を一度受けたからといって長期間維持できるわけではなく、持続期間は比較的短いとされています。


効果の持続時間には個人差があり、数日で効果が薄れる方もいれば、数週間持続する方もいます。そのため、効果を維持するには定期的に施術を受ける必要があります。どのくらいの頻度で受けるのが適切かは、体質や目的によって異なるため、医師と相談しながら継続しましょう。


■プラセンタ注射で知っておきたいこと③副作用のリスクがある


プラセンタ注射は比較的安全性が高いとされており、これまでに深刻な副作用が報告されたケースはありません。しかし、完全にリスクがないわけではなく、施術後に副作用が現れる可能性があります。


体質によっては、アレルギー反応が起こることがあり、まれに施術部位に痛みや赤み、腫れ、内出血が見られることもあります。また、発熱や発疹といった症状が出る場合もあるため、施術後に違和感を覚えた際はすぐに医師に相談するようにしましょう。


■プラセンタ注射で知っておきたいこと④通院頻度とコストを考慮する


プラセンタ注射は効果の持続期間が比較的短いため、定期的に通院する必要があります。一般的には週に1〜2回の通院が必要です。頻繁に通院することが難しい場合や、スケジュールの調整が難しい場合には、負担に感じることもあるため、自分のライフスタイルに合うか事前に検討してみましょう。


また、費用についても考慮する必要があります。保険適用となるケースでは1回あたり500円程度で済みますが、美容目的の自由診療の場合は1回1,000〜2,500円程度が一般的です。長期的に続ける場合はコストも積み重なるため、無理なく通院できるかどうかも含めて慎重に判断してください。


■プラセンタ注射で知っておきたいこと⑤効果には個人差がある


プラセンタ注射の効果の表れ方には個人差があります。同じ施術を受けても、すぐに変化を実感できる人もいれば、なかなか効果を感じにくい人もいます。これは体質の違いや、使用されるプラセンタ製剤の種類による影響を受けるためです。


また、効果が実感できるまでの期間(タイミング)も人によって異なり、施術を受ける頻度や体の状態によって変わります。多くの場合は2~3回で効果を実感できますが、重要なのは継続することです。プラセンタ注射を検討する際は、自分に合った頻度や期間を医師と相談しながら進めるとよいでしょう。


■まとめ


プラセンタ注射は、美容や健康の面で様々なメリットが期待できる施術です。しかし、効果の持続期間が比較的短いことや定期的な通院が必要になること、献血ができなくなるといった注意点もあります。興味のある方は、お気軽にご相談ください。


これらのポイントを十分に理解せずに施術を受けると、後悔するかもしれません。事前にしっかりと情報を確認し、自分にとって適した選択かどうかを見極めることが大切です。施術を検討する際は、医師と相談しながら、自分のライフスタイルや体質に合った方法を選びましょう。プラセンタ注射に興味がある方は、まずは気軽にご相談ください。


渡辺クリニック
医師
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